2012年10月01日

猫刄(みょうじん)? 猫叉(ねこまた)?

 大将棋・大大将棋・摩訶大大将棋・泰将棋・大局将棋には猫の名前を冠した駒がある。
 それが猫刄


 だが、これ、本当に猫刄(みょうじん)なのだろうか?
 『はじめての中将棋』には、こうある。

 恐らくこれは江戸時代の『象棋六種之図式』という書物における猫刃表記が広まってしまったものなのであろうが、佐々木助教授いわく、
 「六種之図式の基となった水瀬兼成の『象棋図』でははっきり《猫叉》と記されている。漢字には時代によって微妙に字体が異なるものがあり、『叉』という字もそうしたもののうちの一つ。したがって安土桃山時代の人である水瀬兼成自身は『叉』のつもりで書いた字が、、江戸時代の人である象棋六種之図式の作者には『刃』に見えてしまい、《猫刃》と移してしまったのであろう。いずれにしてもこれは、ありがちかつ明らかな誤植」とのことである。


 と。


 このブログもこの説を支持したい。
 wikipediaやその他で「猫刃」と紹介されているのは間違い。
 本当は、「猫叉」(ねこまた)だと思う。


 そもそも、猫叉ならわかるけど、猫刃とか猫刄って何、だし?
 (麒麟、獅子、鳳凰などがあるように、古将棋の駒の一部は妖怪や伝説上の存在から取っていた。狛犬とか天狗とかいう駒もあるし)


 更に言うなら、夜叉だって夜刄ではなく夜叉(やしゃ)なんだから、猫刄も本当は猫叉(ねこまた)なんだろうと思う。


 まあ、猫が刃持ってる妖怪を思い浮かべたら、それはそれでカッコイイんだけんどもさ。
 


 


posted by 管理人 at 00:00| Comment(0) | その他の古将棋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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